Security Research

偽の人間認証ページでマルウェアが拡散し、Windows ユーザーが標的にされる

また、powershellのコードをコピーさせて実行させるフィッシング攻撃が検出されています。

2024年8月下旬、パロアルトネットワークスのUnit 42は、見た目とは異なるCAPTCHAスタイルの人間認証ページを7つ発見しました。

「これらのページにはボタンがあり、それをクリックすると、被害者が実行ウィンドウに PowerShell スクリプトを貼り付けるための手順が表示されます。このコピー/貼り付け PowerShell スクリプトは、Lumma Stealer マルウェアの Windows EXE を取得して実行します」

偽の人間認証ページの「私はロボットではありません」ボタンクリックで、powershellコマンドがクリップボードにコピーされます。

コピーした内容を貼り付けて実行してしまうと、Lumma Stealerというマルウェアをダウンロードします。

クリップボードを使用したマルウェア感染は、以前にGoogleChromeのアラートを悪用したフィッシングキャンペーンでも見られました。

クリップボードからコマンド実行は意外と穴なので警戒が必要です。

Powershellの利用制限やダウンロード制限などが対策になるかと思います。