FBIによってランサムウェアグループの「Lookbit」の首謀者に関する情報が公開されています。
Lookbitsuppと呼ばれるグループの首謀者であるドミトリー・ユリエビッチ・ホロシェフ(31)の氏名と顔写真が掲載され、同時に米司法省が当該人物に対して起訴状を公開しています。加えて情報提供者に対して、1000万ドルの報奨金を提示しています。
今年の2月に実行された「クロノス作戦」として知られる法執行機関によるLookbit基盤の破壊以降、徐々にLookbitが衰退していましたが、今回の首謀者の起訴状によってさらに衰退が加速すると思います。
実際にクロノス作戦により、脅威アクター側の情報が大量に流出しLookbitのアクティブメンバーが194人から69人に減少しています。
ただし、注意しなければならないのは今回の起訴に対する報復です。日本にも飛び火が来ないとも限らないので警戒が必要です。
また、異なる脅威アクターがLookbitの基盤を引き継ぎ活動を継続する可能性もあります。
いづれにしても、Lookbitの今後には引き続きウォッチしていきます。